読書をしてもコミュニケーション能力はアップしない理由。しかしメリットも
こんにちは!
ラジオDJのMKです。
今回は読書とコミュニケーション能力のお話です。
「コミュニケーションは言葉が大事だから、読書をするといい」という話をよく聞きますが、僕はこう考えます。
読書ではコミュニケーション能力はアップしません。
コミュニケーションに悩む人が、「さぁコミュ力を高めよう!」と思って、最初に読書を選ぶのは間違っています。
100%間違っているわけではありませんが、効率が悪く、読書によって人と接することがすぐに上手くなるかと言うと、間違いなく、すぐには上手くならないでしょう。
ですが、読書にはコミュ力のベースをアップさせる効果はあると思います。
ある程度コミュニケーション能力が身についた上で、語彙力アップや表現力アップのため、読書で本からそれらを吸収するのはいいと思います。
そうした読書がコミュ力にもたらすメリットは後ほどお話しします。
この記事に書かれていること
読書でコミュニケーション能力がアップしない理由
先ほども話しましたが、読書ではコミュニケーション能力はアップしません。
その理由は、読書ではコミュニケーションでもっとも大切な「経験」が積めないからです。
コミュ力は行動パターンを学習していくことでアップする
コミュ力は人の行動パターンを学習していくことで、向上していきます。
相手がどんな言動をとるかを学習し、それに合わせて適切な行動をとっていくのがコミュニケーションです。
いろんなパターンを経験すればするほど、引き出しが増え、対処する方法を多く身につけられるのです。
仕事でも過去に経験したことがあるとスムーズにこなせると思います。
勉強も、過去に同じ問題を解いたことがあれば、解くパターンを知っているのですんなり解けるでしょう。
そのようにコミュニケーションも、相手がこれまで接した人と同じタイプの性格や言動パターンならば、適切な対処ができます。
適切な対処とは、相手の気分を損なわず、会話によって相手が気分がよくなることです。
相手の気分がよくなってさえもらえれば、相手はこちらに好感を持ちます。
「あっ、この人と話すとなんか気分がいいな」
「またこの人と話したいな」
こんな風に好感を持ってさえもらえれば、関係性は良好になり、コミュニケーションは成功と言えます。
読書では言動パターンを学習できない
読書では相手の言動パターンを学習していくことができません。
「読書は著者との会話」とよく言います。
確かにそうです。
著者から貴重な話を聞ける素晴らしい体験です。
新しい知識や発想を学べたり、新しい言葉に出会え、語彙力が高まりますが、
それは一方的に話を聞く体験であって、直接的なコミュニケーション能力の向上にはつながりません。
コミュニケーションを構成する要素
なぜなら、コミュニケーションは知識や語彙力だけで成り立たないからです。
コミュニケーションは
・声のトーン
・話の展開
・タイミング
・ノンバーバルコミュニケーション
・話を理解する力
・空気感
・適切なリアクション・相槌
など、さまざまな要素で成り立っています。
それは自分だけではなく、相手のそれも手伝って、双方のコミュニケーションの交流によって成り立ちます。
コミュ力をアップさせるには、こうしたコミュニケーションの要素のパターンを学び、引き出しを多くし、適切な対処をする術を学んでいく必要があります。
「早口な人だから、自分の会話のテンポも少し早くしないといけないな」
「話を聞いて欲しそうだから、相槌を多めにしよう」
「ポジティブな人が好きそうだから、少し声を大きめにして会話しよう」
など、いろんな傾向を持った人たちに、その場その場で適切な会話・リアクションができると、相手の気分がよくなり、コミュニケーションは成功に至ります。
読書は直接的なコミュ力アップの方法ではない
この話からわかるように、読書ではコミュニケーションに必要な要素の多くを吸収することができません。
それらは生のコミュニケーションから吸収するのがベストです。
人と向き合い、適切な声のトーン・タイミング・空気感・相槌などを学んでいくと、引き出しが増え、自然とコミュニケーション能力はアップしていくのです。
読書は語彙力や知識は増えますが、残念ながら効率の良いコミュ力アップの方法ではないと言えます。
【ちょっと・・・お知らせ】
「コミュニケーションが苦手」「コミュ障で悩んでいる」「もっとうまく人と関われるようになりたい」
といった相談をたくさんいただき、
「コミュ力アップの方法をもっとわかりやすく伝える方法はないか?」と考えた結果、
効果的なコミュニケーション能力アップのノウハウを動画に凝縮しました!
このブログでも効果的なメソッドをお伝えしていますが、動画では、文字だけでは伝えきれない実践的なノウハウをわかりやすくお伝えしています。(MKももちろん顔出し・生声でレクチャーしています 笑)
コミュニケーションを明日から変えたい!と思っている方は下の画像をタップして動画の詳細をチェックしてください!
(サンプル動画もあります)
読書がコミュ力にもたらすメリット4選
しかし、読書は直接的なコミュ力アップにつながらないものの、ここまでの話でも出たように、語彙力や思考力といったコミュニケーション能力(特に「話す」こと)を高める効果があります。
読書がもたらすメリットを大きく分けて、4つお話していきます。
「聞く力」ではなく、「話す力」を高めたい方には読書は特におすすめです!
語彙力アップで、表現力が豊かになる
表現力は多くの言葉を知っているかどうかで決まります。
読書では、普段使わない言葉にもたくさん出会うことができます。
日常の会話以上に言葉と向き合うことができるので、言葉に対する感度も高くなり、より繊細な表現ができるようにもなるでしょう。
言葉を扱う職業の方は身につけておきたい能力です。
論理的に語れるようになる
読書をすると論理的思考力が高められます。
話を頭の中で整理し、論理立てて理解できる能力のことを論理的思考力と言います。
読書は常に言葉を頭の中で整理し、理解していかなければいけません。
読書をすればするほど、その能力が鍛えられるわけです。
論理的思考力はコミュニケーションにおいて、「聞く時」にも「話す時」にも役立ちます。
「聞く時」は相手の話を聞き、主張を整理し、論理的に理解することができます。
「話す時」は自分が言いたいことを頭の中で整理し、相手が理解しやすい適切な順番で話すことができます。
特にビジネルの場では、必要となるスキルでしょう。
プレゼンの場面でも説得力が増し、いい成果を得られやすくなるでしょう。
コミュニケーション能力において自分の言いたいことがうまく伝えられないという悩みもよく聞きます。
そうした方は論理的思考力を鍛えることで、自分の主張を伝えやすくなりますので、少しずつでもいいので読書を習慣に取り入れることをおすすめします。
想像力を高めることができる
コミュニケーションにおいて想像力はとても大切です。
相手が今なにを欲しがっているか、なにをしてあげたら喜ぶのか、それを考え、実行することで、コミュニケーション能力は格段に上がります。
その考える力が想像力なのです。
逆に、巷で心無い事件が起きるのは、相手がそれをしたら嫌な気持ちになることを想像する力がないため、心無い行動をしてしまうことから起きます。
読書は文字のみの形式のため、そこから映像や音声を自分で想像しなければいけません。
読書を重ねることで、想像力が鍛えられ、相手の気持ちを考えることができるようになり、結果としてコミュ力がアップします。
もし日常で相手の気分を害してしまうことが多い人は、想像力が弱い可能性があるので、読書で想像力を鍛えることをおすすめします。
(ラジオでも想像力は鍛えられます)
疑似体験ができる
小説では登場人物たちと同じ世界が体験できるので、コミュニケーションの疑似体験ができます。
小説では登場人物の心の動きまで書かれているので、そうした気持ちに理解することにより、コミュニケーションの経験値を増やすことができます。
しかし、これはあくまで疑似体験ですので、生のコミュニケーションで得る経験の方がはるかにコミュ力がアップできます。
読書での疑似体験はプラスα程度に考えた方がいいでしょう。
まとめ
何度もお話しした通り、もしコミュニケーションに悩んでいるのであれば、読書は直接的なコミュ力アップの効果は期待できないので、他の方法でコミュ力を鍛えることをおすすめします。
少しずつでもいいので、外の世界へ出て、場数を踏んでコミュ力をアップさせましょう。
しかし、コミュ力は読書にもメリットがあるように、滑舌を鍛えたり、聞く力を鍛えたり、コミュ力について学んだりと、コミュニケーションの基礎的な要素を自分でも鍛えることができます。
【ちょっと・・・お知らせ】
「コミュニケーションが苦手」「コミュ障で悩んでいる」「もっとうまく人と関われるようになりたい」
といった相談をたくさんいただき、
「コミュ力アップの方法をもっとわかりやすく伝える方法はないか?」と考えた結果、
効果的なコミュニケーション能力アップのノウハウを動画に凝縮しました!
このブログでも効果的なメソッドをお伝えしていますが、動画では、文字だけでは伝えきれない実践的なノウハウをわかりやすくお伝えしています。(MKももちろん顔出し・生声でレクチャーしています 笑)
コミュニケーションを明日から変えたい!と思っている方は下の画像をタップして動画の詳細をチェックしてください!
(サンプル動画もあります)
それでは、今回はここまです。
MKでした!